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  • 企画展「ギャラリストのまなざし」にDMOARTS小谷香織が参加します。

    2013-11-29 16:58

    「ギャラリストのまなざし」
      - Management for Artists -大阪芸術大学グループ 美の冒険者たち なんぱパークスアートプログラム vol.10

    2013年11月29日(金)~ 12月8日(日)会期中無休11時~20時(最終日のみ17 時まで)
    会場:なんばパークス 7F パークスホール(〒556-0011 大阪市浪速区難波中2丁目10-70)入場無料参加ギャラリスト

    [ 所属ギャラリー] /出品作家
    飯野 正紀 [Links(大阪)] / 豊島 舞、田口 美早紀
    野元 大意 [Kobe 819 Gallery(兵庫)] / 山下 智史、島田 洋平
    内田 千恵 [TEZUKAYAMA GALLERY(大阪)] / ノモト ヒロヒト
    小谷 香織 [DMOARTS(大阪)] / 北 直人、鍛治本 武志
    玉置 慎輔 [The Third Gallery Aya(大阪)] / 三田村 陽、多田 ユウコ
    津嘉山 裕美 [Gallery OUT of PLACE(奈良)] / 大城 真

    総合ディレクター:谷 悟(大阪芸術大学 芸術計画学科 准教授)
    展覧会コーディネーター:山中 俊広(インディペンデント・キュレーター/ the three konohana 代表)
    協賛:南海電気鉄道株式会社
       会場協力:なんばパークス
    主催:大阪芸術大学グループ
       主管:大阪芸術大学 芸術計画学科関連イベント
      (※ すべてパークスホール内で開催いたします。)

    ・トークショー「ギャラリー運営の中でのアートマネージメント」日時:12月1日(日) 14時~ 15時30分
    出演:飯野 正紀 [Links]、野元 大意 [Kobe 819 Gallery]、山中 俊広[ 本展コーディネーター]
    ・トークショー「ギャラリーの現場で学ぶアートマネージメント」日時:12月7日(土) 15時~ 16時30分
    出演:内田 千恵 [TEZUKAYAMA GALLERY]、小谷 香織 [DMOARTS]、玉置 慎輔 [The Third Gallery Aya]、津嘉山 裕美 [Gallery OUT of PLACE]、山中 俊広[ 本展コーディネーター]
    ※ 各トークショー終了後、ギャラリストによる作品解説をおこないます。

    ワークショップ「小さな幸せ“カールもどき”をつくろう!」
    日時:12月7日(土) 16時~19時、8日(日)13時~16時
    出演:田口 美早紀
    [ 出品作家]企画運営:飯野 正紀[Links]、大阪芸術大学なんばパークスプロジェクトチーム

    ■ 本展趣旨
    近年、行政や企業などがスポンサーとなったアートイベントが数多く催され、「アート」が一般の人々にも徐々に身近な存在になってきています。
    こうした現場では、作品を制作・発表する作家にスポットライトが浴びるのは当然の話ですが、作家のサポートやイベントの細部を取り仕切る裏方的役割も欠かせない存在です。
    作家として活動する人々や作家を志す人々が、美術系大学を中心に常に多数輩出される一方で、アートの現場の裏方としての「アートマネージメント」に携わる人材の割合が少ないのが国内の現状です。
    海外に比べて、日本のアートの普及が弱いとされる大きな要因の一つであると考えます。
    本展では、本学出身の20代および30代の6名の若い「ギャラリスト」たちが、各々の現場でサポートしている作家や今後の成長に注目する作家を、各々が紹介する展覧会です。
    「ギャラリスト」とは、画廊・ギャラリーを運営するだけではなく、作家の評価を高めるために様々な営業・広報活動や細やかな作家へのサポートをおこなうマネージャー的な動きをする立場の人間を指します。
    いわば才能を秘めた作家を発掘して磨き上げる、アートの領域の基盤を担う存在でもあります。
    近年のアートシーンや市場の複雑化によって、作家は制作に集中し、ギャラリストは作家周辺のマネージメントをおこなうという分業的な構図が主流となりつつあります。
    これまでに相応の経験を積んで自らのギャラリーを運営しているギャラリストと、現在ギャラリーに勤務してノウハウを学び、将来的に独立や新たなアートマネージメントのスタイルを模索しているアシスタント職のギャラリストで、本展は構成しています。
    ギャラリストのアートに対する考え方も作家と同じく多種多様で、ギャラリスト自身も作家のマネージメントを通じて自らのメッセージを発信していると言えます。
    作家とギャラリストの協働がまず土台にあることを念頭に入れて本展をご覧いただくと、作家と作品の一方向のみに留まらないアートへの解釈が広がっていくことでしょう。
    6名のギャラリストが本展で提示する様々なアプローチを通じて、アートをマネージメントしていくことの意義や、彼らのような職種が日本のアートシーンに欠かせない存在であることを垣間見ていただく機会になれば幸いです。
    「ギャラリストのまなざし」展 コーディネーター 山中 俊広(インディペンデント・キュレーター/ the three konohana 代表)