EXHIBITION

  • OLD LETTERS FROM LONDON

    2013. 5. 29 Wed. - 2013. 6. 11 Tue.

    温かく味のあるプリント技法が見直され、今また活版印刷が再熱している。
    その原点である1800年代~1900年代のヴィンテージ・ウッドタイプとプレス機を使用し、芸術性の高い作品を生み出すステファン・ケニーが主宰するレタープレススタジオが『A TWO PIPE PROBLEM LETTERPRESS』です。
    所有する多くのウッドタイプをミックスし、バランスの優れた配置とセンスの良い言葉選びで製作された作品の数々。
    その類を見ないユニークなスタイルは、本拠地である英国を中心にヨーロッパ各地で高く評価されています。
    
    今回『A TWO PIPE PROBLEM LETTERPRESS』日本初個展を”OLD LETTERS FROM LONDON”と題し、東京と大阪で開催いたします。
    日本人アーティストやPaul Smithとのコラボレーション作品、ステファン・ケニー氏来日イベント企画のワークショップなど見所の多い作品展になることでしょう。
    製作・企画/A TWO PIPE PROBLEM LETTERPRESS 、DMOARTS、Paul Smith Japan、POKIT JAPANA TWO PIPE PROBLEM LETTERPRESS / STEPHEN KENNY
    ロンドンの東”Walthamstow”に拠点をおくステファン・ケニーが主宰するウッドタイププリンティングを主としたレタープレススタジオ。
    2008年の設立以降、デザイン及び印刷技術の芸術性の高さ、類をみないユニークなそのスタイルで瞬く間に注目を得ました。
    アーティストのブックカバー、レコードカバーや企業ブランディングワークに携わる一方で、自らのポスター、グリーティングカード作品を発表。
    その作品は、Victoria&Albert Museum、Design Museum、KK Galleryなどの美術館やギャラリー、ロンドンの老舗デパートであるLibertyなどでもコーナー展開されるほど本国では人気です。
    http://www.atwopipeproblem.com/
    
    東京展は以下のスケジュールで開催されます。
    展示期間:2013年 6月 15日(土)~7 月 15日(月・祝)
    会場:Paul Smith SPACE GALLERY
    住所:東京都渋谷区神宮前5-46-14
    電話:03-5766-1788
    営業:12:00~20:00 水曜不定休<
    a href=http://www.paulsmith.co.jp/paul-smith-world/paul-smith-space-gallery/old-letters-from-london/>http://www.paulsmith.co.jp/
    
    【実施予定内容】
    1)OLD LETTERS FROM LONDON個展タイトル「OLD LETTERS FROM LONDON」をテーマとした日本個展特別作品。
    2)COLLABORATION WITH JAPANESE ARTISTS参加アーティストが好きな言葉をA TWO PIPE PROBLEMがレイアウト&プリンティング担当し、各アーティストがドローイングを担当するスペシャルコラボ作品。参加アーティスト岡本仁、松本美緒、チャーベ+Masatoo Hirano (drwng)、MIC*ITAYA、MADBUNNY、Palm Graphics、Buggy
    3)EXISTING PRINTS (2008 to 2013)2008年から今までに製作されたポスター作品の中から選りすぐりを展示。
    4)COLLABORATION WITH PAUL SMITH (東京展のみ)同じくロンドンを拠点にワールドワイドに展開するブランドPaul Smith”とのコラボが実現。Paul Smithのオリジナル生地にA TWO PIPE PROBLEM LETTERPRESSがレタープレスプリントを行う特別作品。
    5)WORKSHOPA TWO PIPE PROBLEM LETTERPRESSことステファン・ケニー氏来日記念イベントとしてヴィンテージ・ウッドタイプとプレス機を使用したワークショップを開催。
     詳細はこちら>>
    
    コラボレーション作家プロフィール
    ミック・イタヤ/MIC*ITAYA
    多摩美術大学卒業。
    イラストレーション、グラフィックデザイン、空間美術、インテリア、音楽、ファッションと様々な分野で活躍を続け、流麗な線と鮮やかな色彩で自然と人の煌めきを描き表現している。
    代表作は、鏡を素材にした作品シリーズ『Mirrors』、水戸の鈴木茂兵衛商店と製作している古くて新しい照明器具『すずも提灯』は2012年度GOOD DESIGN賞を受賞。
    最近の主な仕事に、東京スカイツリーそらまちの壁面やオブジェ、BEAMSのブランドBEAMS LIGHTS with MIC*ITAYAのコラボレーションラインによるストーリーとデザインなどがある。
     http://www.micitaya.com
    
    MADBUNNY
    そのスピード感溢れるライフスタイルから昇華された「生と死」の感覚を、暖かくもどこか冷たく写真やドローイングに忍び込ませ、デッサンやコラージュというワン・アンド・オンリーな技法に、シルクスクリーンやステンシルという量産性のある技法をリミックスした作風でロンドンとベルリンをベースに世界各国でアートショーを開催。
    また、プロスノーボーダーとして、世界メディア初となるイラン3,800mへ挑戦し無事帰還。
    全国雑誌では異例の6ヶ月連続60ページに渡るドキュメント特集が組まれるほど、その注目度はジャンルレス。
    2011年よりSMASH.UK.唯一の日本人アーティストとして「FUJIROCK FESTIVAL」でアートインスタレーションを担当。
    全会場にてインスタレーション「BUNNY FEVER!!!」を展開し14万人を超えるオーディエンスが一様に立ち止まり”BUNNYS”の写真を撮る姿が記憶に新しい。
    http://www.madbunny.net/ http://bysdntcry.com/
    
    Palm Graphics
    Palm Graphicsは、アートを通じて”Enjoy & Surf”のメッセージを送り続ける豊田弘治氏のアートユニット。
    カリフォルニアを中心にサーフアートの展覧会を定期的に開催し、アートワーク制作はもとよりグラフィックデザイン、ブランドや企業のロゴデザインやアートディレクション、BEAMSやMSPCなどのアパレルブランドとのコラボレーション、ファッションデザイナーとしても大活躍中です。
    氏のライフワークである「サーフィン」を軸にして発信されるPalm Graphicsのアートワークは、人懐っこい手描きのイラストレーションと、シンプルでポジティブなメッセージに溢れ、PGのスピリットに共感するファンが年齢、性別、国籍を問わず世界中に数多く存在しています。
    2013年初の絵本『もじのないえほん』をリリース。 
    http://www.palmgraphics.jp/
    
    松本美緒
    1976年、兵庫県出身。
    神戸で育ち、二十歳で渡英。
    キングストン大学イラスト科を首席で卒業後、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート大学院(RCA)でコミュニケーション・アート&デザイン科修士課程を2003年修了。
    在学中に、日常の観察をベースとした、さらりと描くドローイングスタイルを確立させる。
    女性らしい視点と、スタイリッシュかつシンプルな表現を得意とする。
    ロンドンを拠点に雑誌、書籍、広告、ファッション等の分野でイラストレーターとして活動を始め、現在は東京を拠点に国内外で活動中。
    2008年には初の著書「my diary」が英国Jonathan Cape社より出版される。
    http://www.miomatsumoto.com
    
    Buggy
    デザイン専門学校を卒業後、デザイン事務所勤務を経て、2002年デザインユニットbuggy設立。
    現在は一人ユニットとして活動中。
    2003年、FM802アートオーディション通過。
    『FUNKY802 STREET ART EXHIBITION# 8』参加。
    2005年、神戸ファッション美術館にて個展。
    2006年、LONDON COSH GALLERYでのグループ展に参加。
    2006年、南堀江digmeout CAFEにて個展開催。
    UNIQLO CREATIVE AWARD 2007 天野喜孝賞受賞。
    ライブペイントも多数参加。
    雑誌「NUMERO TOKYO」「VOUGE NIPPON」「figaro japan」CDジャケット等のデザインワーク、集客2万人の野外フェス「RUSH BALL」2007.2008とオフィシャルヴィジュアル担当。有名ブランドのTシャツデザイン等を手掛ける。 
    http://www.buggylabo.com/
    
    チャーベ+Masatoo Hirano (drwng)
    1970年生まれ。
    ミュージシャン、DJとし活動。
    1998年からソロユニットCUBISMO GRAFICO(キュビズモ・グラフィコ)を開始。
    2003年からバンドCUBISMO GRAFICO FIVE(キュビズモ・グラフィコ・ファイヴ)でも活動。
    アート、グラフィックデザインに造詣が深く自らもTシャツやポスターなどのアートディレクターとして活動。
    チャーベ自身がオーナの「kit gallery」を東京原宿に持ち、若手アーティストの作品展示の場所として運営している
    。http://www.cbsmgrfc.net/
    
    Masatoo Hirano (drwng)
    1976年3月生まれ。演奏はできないが、大の音楽好き。
    その音楽好きが高じて約6年間勤めた制作会社を辞め2007年10月から2008年12月末まで ロンドンで生活しながらライブへ通い、写真を撮り続けると同時にクッキーシーン誌での連載や取材、写真撮影なども手掛ける。
    レコード漁りはもはやライフワーク。
    motorway,lem,Cubismo Grafico Five7インチなどのジャケットデザイン、SLACKへTシャツ用の写真を提供。
    2011年、初の個展(写真・ドローイング)を原宿kit galleryにて開催。
    その後、LITTLEBIGのファーストコレクションのプリントTシャツへドローイングを提供。
    最近ではNIW Recordsからの海外アーティストSoftlightesのCDジャケット、スリーブをデザインした。
    http://www.drwng.com/
    
    岡本仁
    1954年北海道生まれ。
    マガジンハウスにて「BRUTUS」「relax」「ku:nel」等の 雑誌編集に携わったのち、2009年ランドスケーププロダクツ入社。
     新プロジェクト「BE A GOOD NEIGHBOR」を担当している。
    著書に『今日の買い物』『続 今日の買い物』(ともにプチグラパブリッシング)、『BE A GOOD NEIGHBORぼくの鹿児島案内』(ランドスケーププロダクツ)がある。またマガジンハウス在籍中に手がけた雑誌図版については「東京の編集」(編・著:菅付雅信 / ピエ・ブックス)において詳細が掲載されている。